【介護支援】ケアマネ試験から知識吸収(病気関連)


おはようございます。
仕事に家庭にちょっとあって凹み気味です。

と、私の愚痴なんか聞きたくないでしょうからいきます。

問題27 次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
1 肝硬変の末期では,血小板数の減少などにより,出血傾向をきたしやすい。
2 終末期においては,嚥下機能が低下し肺炎を起こしやすいので、口腔ケアは控える。
3 糖尿病の内服治療をしている場合には,低血糖症状が認知症の進行と間違われることがある。
4 痛風や高尿酸血症では、尿酸排泄促進剤を内服していれば,飲酒を慎む必要はない。
5 パルスオキシメータにより簡便に酸素飽和度が測定できるが、脈が検知されないときは,表示された数値の信頼性は乏しい。

先ずは解いてみてください。

解答1・3・5

では、順番に見ていきましょう。

先ず、血小板とは –一次及び二次止血血栓の形成に直接・間接に関与している最小の血球。円~楕円形の円盤で、直径は平均2μm、容積は6~7fl–

となっています。

そして止血に作用する血液細胞である血小板が減少すると出血しやすくなります。

血小板が減少する病気は以下の通りになります。
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再生不良性貧血
急性白血病
慢性白血病の急転期
巨赤芽球性貧血
薬剤による骨髄抑制
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
血小板が減って皮下出血のアザが出来やすくなる紫斑病には、いろんな原因があります。最も多いのは特発性血小板減少性紫斑病で、英語の頭文字をとって(ITP)と呼ばれています。特発性とは、特別な原因が見つからないとの意味です。ITPは大人にも子供にも起こり、6ヶ月以内で治るのを急性、それ以上続くと慢性と呼びます。子供では、ウイルス感染症の後で急性ITPになる例が大部分です。血小板が減って紫斑を生じる先天的な病気に、[ウィルコット・アルドリッチ症候群]や[ベルナール・スーリエ症候群]があります。これらは普通2才までに分かりますが、軽い症状なら4才くらいまで気づかないこともあります。他に[白血病]などで血小板が減ることもあります。
 ITPの症状は、あざが出来やすく、鼻や歯茎からの出血も止まりにくくなる。ひどくなると、血尿・血便・吐血・頭の中の出血が起こり、時には命にかかわります。
 血小板は健康人で、1立方mm中に15万~40万個。10万以下でITPと診断される。慢性ITPの治療には、副腎皮質ホルモンと免疫グロブリンがあります
溶血性尿毒症症候群(HUS)
血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)
播種性血管内凝固症候群(DIC)
全身性エリテマトーデス
保存血大量輸血
Banti症候群
悪性貧血
肝硬変症
histiocytosisX
Boeck’s類肉腫
薬物投与
アミノピリン
キニジン
キニーネ
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終末期においては様々な機能障害が出てきます。設問にあるように当然嚥下機能の低下も見られ誤嚥性肺炎等のリスクも増加します。
そのため、出来るだけ口腔内を清潔に維持する必要があります。

口腔ケアをすることによって、口腔ケア学会も
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病院や施設、在宅療養される方々の口腔環境を整える事は、
•おいしく食べられる
•コミュニケーションの円滑化
•誤嚥性肺炎の予防
•爽快感
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と、言っております。

では、なぜ口腔ケアをすることで肺炎を予防できるのかといいますと
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肺炎はがん、心臓病、脳卒中に次いで、日本における死亡原因の第4位となっています。そのうち9割が65歳以上の高齢者です。誤嚥性肺炎は、細菌を含む唾液を誤嚥(誤って気管に飲み込むこと)することで起こります。

高齢者の方は異物を気管から排出する咳をする力や、飲食物をきちんと食道へ飲み込む嚥下反射、そして細菌を排除する白血球の力が弱まっているため、誤嚥しやすく、結果として肺炎にかかりやすいのです。

専門的に衛生士がお口の中を清潔することにより、原因である細菌の数が減り、さらにお口の中に刺激が加わるため、咳をする力や嚥下反射の機能が回復し、発症を抑えることができます。
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と、なっております。

次に認知症と低血糖の関係についてみていきましょう。

ちょっとお借りして、、こんな感じに出てきます。

低血糖症状が認知症のリスクを増大させる事はどこを見ても記載がありますが、低血糖の症状が認知症の進行に間違われることについてはよく分かりませんでした。
そもそも、低血糖症状のある人は、糖尿病と分かっていますし何か普段と違うことがあったら血糖値の測定などの処置をする気がします。

この設問に関しては、明確な回答が分かりませんでした。 どなたかどういうものなのか教えていただけませんでしょうか。

次の設問「痛風や高尿酸血症では、尿酸排泄促進剤を内服していれば,飲酒を慎む必要はない。」

そもそも高尿酸血症の治療が生活習慣の改善を伴うもので
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 高尿酸血症の治療は薬物療法と生活療法が基本となります。どんなに薬で尿酸値を下げても、尿酸値を高くした生活習慣が改善しない限り同じ事を繰り返す事になります。また食事療法を中心とした生活療法は、高尿酸血症に併発しやすい肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防や改善に効果があるので、積極的に取り組む必要があります。痛風発作や痛風結節が見られる場合は、薬物療法が中心となります。
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生活習慣の改善に、飲酒や喫煙は無いですよね。。 と、いうことになります。

最後の「パルスオキシメータにより簡便に酸素飽和度が測定できるが、脈が検知されないときは,表示された数値の信頼性は乏しい。」

先ず、パルスオキシメーターについて詳しくは、こちらを見ていただくとして、

元々パルスオキシメーターは、脈拍も同時に測定することが出来ます。 

ではなぜ、脈拍を測定するかというと、、というより脈拍を使ってSPO2の値を出しているのです
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パルスオキシメーターは動脈の酸素量を測っているのではありません。
光センサーにより、動脈の色を計測しています。動脈血酸素飽和度(Spo2)を指先の毛細血管を流れる動脈血の酸化ヘモグロビン(オキシヘモグロビン:酸素分子と結合したヘモグロビン)と、還元ヘモグロビン(デオキシヘモグロビン:酸素分子と結合していないヘモグロビン)の吸光スペクトルの差を利用して測定します。

波長805nmと660nmの光を指先の爪上部より照射し、指の腹側に受光部を配置して測定しています。その際、動脈の拍動を利用するため、拍動が極端に弱かったり、動かない状態では測定できません。
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今回は以上となります。

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