指ヨガ
手の指先だけを使ったヨガ。しかも、その効果は全身を動かすヨガにもひけをとらず、難しいポーズや呼吸法も必要としない上に場所を選ばず、どこでも実践可能! 気が向いたときにやるだけでOKです。
とっても簡単! 指ヨガ
両手の指を大きく広げて、胸の前で左右の指先の腹同士を合わせます。 親指どうしを強く押しながら、鼻で呼吸を3回します(腹式呼吸を心がけます)。同じように他の指も順に押していきます。 5本とも押し終えたら、最後にすべての指を同時に押しながら、鼻で呼吸を3回します。
息を吐きながら、手や指の関連部位を押すことで、体を使ったヨガと同様の効果を得ることができるという指ヨガ。どちらか片手でもいいが、左右のうち、より痛みや凝りが強く出るほうをしっかりほぐすと効果的
腹式呼吸とは 名前の通り、お腹を使ってする呼吸の仕方のこと。 鼻から吸って(お腹に息を溜めるイメージで)息を止める。そして口からゆっくり吐きます(お腹の中に溜めた空気を) 吸う:止める:吐くを、1:2:2位の時間をイメージすると良いです。 |
手も、足裏同様、全身に呼応する部位があります。
指ヨガは、それを用いたもので、『単にツボを押すだけではなく、息を吐きながら押して、息を吸いながら緩める事を意識してください』。
龍村ヨガ研究所の龍村修さん曰く、「指ヨガでは、呼吸と、押す動き、体の各部位への意識という三つを連動させることで、ヨガと同様の効果が得られる」と話されています。
注意する点は、「胃の相関ツボに痛みがあるからといって、胃が悪い。と決めてつけてはいけません。 先ずは、ただ働きが落ちている可能性があるので、ほぐして良くならなかったり」と、龍村さんはアドバイスする。基本的に片手だけでもかまわないが、両手で試して、違いを感じながら行おう。
【1】 「首こり」 : ≪key 中指≫
中指の第一、第二関節の間をほぐす
首の関連部位は中指の第一関節から第二関節の間。息を吐きながら、左右にねじり、ほぐす。左右の手とも同じ。手の甲側からもんだりこすったりして、丁寧にほぐしていこう。
【2】 「肩こり」 :≪key 人差し指と薬指の付け根≫
その1
人差し指と薬指の付け根をもむ
人差し指と薬指の付け根のあたりが、肩の関連部位。「肩こりの原因の一つである肩周辺のゆがみを整えるためには、この部分をもむのがいい」(龍村さん)。関節の内側、外側、指の間などを押して、痛いところを集中的に。
その2
人差し指と薬指を回したり、反らせたりしましょう。
肩部の代わり人差し指と薬指を動かすことで、肩部もほぐれ血流がよくなります。
人差し指と薬指の付け根あたりや、関節の内側・外側、指と指の間をほぐします。より痛く感じる部分は重点的に指圧しましょう。
【3】 「腰の凝り・腰痛」 :≪key 手の甲≫
その1
手の甲の手首近くをほぐす
手の甲の真ん中から手首までが、腰の関連部位。背骨周辺が痛い場合は、中指の骨の両側を。腰の外側が痛い場合は、親指と人差し指の根元や、薬指と小指の根元あたりをほぐして。
その2
背骨に近い腰部が痛い場合は、手の甲にある中指の骨の両側を押します。より痛みを感じるところを、しっかりともみほぐしましょう。
腰の外側が痛い場合は、親指と人差し指、薬指と小指の根元あたりを指圧して痛いところを探してみましょう。痛みをより感じる部分は、重点的にほぐします。
【4】 「背中の凝り」 : ≪key 手の甲中指付け根下≫
手の甲の真ん中より上を指圧
中指が背骨の関連部位なので、第二関節から第三関節付近、さらに手の甲の真ん中までを指圧。左手では、人差し指の付け根から下は背骨の右側、薬指の付け根から下は背骨の左側に当たる。骨に近い部分を押すと効果的。
【5】 「頭痛」 :≪key 中指の先≫
その1
中指の先を下から上へ指圧
中指の第一関節付近とその上の指先が頭の関連部位。爪が後頭部に当たる。中指の第一関節下から爪の方向へ押し上げるように丁寧に指圧していく。「頭部の気(エネルギー)の巡りを良くする」(龍村さん)。
その2
中指の爪側が後頭部、さらにその上にある指先は頭頂部となるので、中指の第一関節を下から上を押し上げるようにマッサージをしましょう。頭蓋骨のズレを修正します。
中指の指紋部分が顔に相応し、中央より少し上が目になります。中指の先を反対側の親指の爪で指圧します。痛みを感じる部分はより丁寧にもみましょう。
【6】 「ひざの痛み」 : ≪key 親指≫
親指の第二関節をグリグリ
ひざの痛みには、右足は左手の親指、左足は右手の親指を刺激。親指の付け根のまわりをぐるっと押して、痛いところをほぐす。背中と腰、ひざは関連するので、中指回しや腰の関連部位の刺激を合わせて行って。
【7】 「便秘」 : ≪key 手のひら全体≫
手のひらを一周押して
手のひら全体がおなかの関連部位。その中心をおへそと考え、そこから9つのブロックに分ける。まず真ん中を押してから、左下から円を描くように右回りに順番に指圧し、特に硬いところを丁寧に。右手も向きは同じ。
【8】 「疲れ目」 : ≪key 中指の腹(手のひら側指先≫
中指のはらをほぐして
中指の指紋部分が顔面に当たる。指紋の渦の中心が鼻と考え、そのやや上が目の関連部位。中指の先を、反対の手の親指で指圧。「目が疲れている人は首もこっている。中指を回して首のこりを取ってから行うと効果的」(龍村さん)。
【9】 「イライラ・不眠」 : ≪key 手のひらの中心≫
その1
手のひらをギュッと押す
中指回しとともに、へそと丹田に相応するポイントを指圧する。それぞれのポイントを、息を吐きながら10秒かけてゆっくりと押していく。
その2
(1)へそにあたる手のひらの中央部分(中指を軽く折りまげ手のひらにあたる箇所)を息をはきながら、最低10秒間指圧します。
(2)へそ部分より約1.5cm下にある丹田に相応する部分を息をはきながら、最低10秒間かけて押します。
【10】 「冷え・むくみ」 : ≪key 指をこする≫
指をこすって温めて
全身の相関図を見ながら、冷えている部分をこすって血行を促す。脚が冷えている場合は、親指と小指全体を、手のひら側と手の甲側の両方からこする。うっすらと赤くなるくらいを目安とすると、体も温まってくる。
どうでしょうか。いくつか気になったところを覚えて降りて、必要な時などにちょこっとやってみると良いと思います。
ちょっとした隙間時間に、指回し感覚で出来るのでオススメです。
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