認知症ぜんぶ図解―知りたいこと・わからないことがわかるオールカラーガイド
★以下は記事の転載です。
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日本における認知症家族会の草分けである「認知症の人と家族の会」の創立メンバーであり、長く医療の現場で医師の立場からさまざまな助言・発信をしてきた三宅貴夫氏による『認知症ぜんぶ図解』が、この3月、メディカ出版より発行された。
本書は、ほぼ正方形の形、オールカラーという、疾患の入門書としては異例のユニークな判型・構成になっており、難しい言葉にはフリガナを、そして解説も丁寧でわかりやすく、中学生くらいから幅広い年代に、認知症に親しんでもらうための格好の入門書となっている。
多くの誤解にあふれている認知症だが、一方で認知症に対する医療や介護の進歩は著しい。こうしたなか、認知症に関する「知りたいこと」「わからないこと」「最新情報」を、カラー図表やイラストであますところなく解説している。
全体は「認知症とは」「認知症の医療」認知症の人の世界と介護」「認知症をとりまく社会」の4章構成となっており、見開きの一方にはかならずフローチャートや図表など、多彩なカラー図版が使われており、なかでも介護者を困惑させる多くの随伴症状に対する対処法は、徘徊もモノ盗られ妄想などの行動の背後に潜む理由までわかりやすく解説されている。
もちろん、最近注目されているパーソン・センタード・ケアについても頁を割いており、介護職やケアマネジャーなど、認知症の人と接点のある人なら、ぜひとも一冊手元に揃えておきたい。ケアマネジャーなら、必要なページを開いて、ご家族への説明に利用することもできるだろう。
認知症ぜんぶ図解―知りたいこと・わからないことがわかるオールカラーガイド
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