【介護支援】過去問題を解く ~医療保険サービス分野~


問26.貧血の問題
 貧血を呈しやすい疾患は?
  1.油脂異常症 2.悪性腫瘍 3.関節リウマチ 4、糖尿病性腎症 5、ビタミンB1欠乏症

  正解は、、2,3,4   
    この問題は、二次貧血を知っているかが問われています。
     正答は全て二次貧血の側面を持っており、慢性疾患(3)、肝腎の障害(4)、悪性腫瘍(2)、内分泌疾患に伴い貧血症状があります。
    二次貧血とは、     
      血液疾患以外の基礎疾患が原因で起こる貧血を、二次性貧血と呼びます。主な原因としては感染症、膠原病(こうげんびょう)、悪性疾患、腎疾患、肝疾患、内分泌疾患などがあり、とくに慢性感染症、膠原病などの慢性炎症、悪性腫瘍による貧血は病態が共通しているため、慢性疾患による貧血とも呼ばれています。
      高齢者でみられる軽度から中等度の貧血は大部分が二次性貧血で、消化器系の悪性腫瘍が基礎疾患であることが多いので注意が必要です。
  その他の解は
    1、高脂血症であり血液自体に問題を引き起こすとは考えにくい
    5、水溶性ビタミンであるビタミンB1の欠乏症には、大きく分けて脚気(かっけ)とウェルニッケ・コルサコフ症候群との2種類があります。前者では末梢神経が、後者では中枢神経が侵されるために起こります。

問27.疾患と症状の組み合わせ
   1、緑内障-眼圧低下 2、肺気腫-喘鳴 3、メニエール病-構音障害 4、慢性心不全-起坐呼吸 5、尿路感染症-頻尿

   正解は、2,4,5   1の緑内障は治療の目的が眼圧の低下ですから眼圧は大幅に上昇します。 3のメニエール病は、回転性のめまいと難聴・耳鳴り・耳閉感の4症状が同時に重なる症状を繰り返す内耳の疾患であるとあります。構音障害は正しく発音出来なくなる病気ですから、どちらかといえば失語症の分類に入るのでしょうが、失語症は、読む聞く書く話すが障害されているのに対し、構音障害は話すのみが障害されます。

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・・・これ全部やって行ったらどんだけ大きくなるんだろう・・・

問28、BPSD(認知症の行動・心理症状)についての問題です。
   選択肢は、BPSDの症状に当てはまるものを選ぶわけですが、オレンジリングの講師役を持っている私が簡単に説明いたしましょう(開催したいけどまだやっていない)
   認知症は、中核症状とBPSD(昔は周辺症状と言っていた)に分かれ、中核症状は認知症であれば誰でも進行するものを差し、BPSDはなる人とならない人がいる部分です。
   例えば、徘徊なんかはそうですよね。 これは過去の経験や性格、環境が大きく関わってくるものです。 解の中に終末期になると顕著とありますが、これは中核症状に当てはまるので×です。
   2の便秘、睡眠障害がBPSDの背景になることは、先に書いた通り環境に当てはまるのでこれは○。3の家族への支援も立派なケアマネの仕事です。4の薬物療法は環境を改善することが先決になります。これを薬物で解決しようとすると活動を制限する薬がメインとなるので最終手段となります。薬物をできるだけ早く投与したほうが良いのは認知症の診断が出た後の認知症の薬(有名なのはアリセプト)です。 早期発見早期投与をすることで進行を遅らせる事が出来ます。 現在、認知症は病気として広く認識されてきていますが、理解が進んでいないのが現状です。現場の介護職員でさえ感情的になったり本気で受け止めたりしているくらいです(多少は人間なので仕方ありませんが)。って、話が横道に逸れましたが、、そんな感じです。

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あまり考えていませんでしたが、問題一つ一つに奥深い知識が求められているのですね。 これ、、私本当に受かるのでしょうか。。。

長くなるので、今日はここまで

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